冷やす?温める? (2021年9月10日)

こんにちは院長岸間です。

 

患者さまからよくある質問で今回は・・・

痛い時は「冷やす」べきか「温める」べきかについてお話します。

先ずは「冷やす」から

捻挫や打撲、この時は皆さんたいてい冷やすことのほうが多いと思います。

もちろん正解で、受傷直後であればあるだけ冷やす方が良いです。

ではどれぐらいの時間冷やせば良いか?

施術者やトレーナーの見解の違いはあれど、1回最低20~30分は冷やしていただきたいです。

そもそもなぜ冷やすことが有効なのかというと・・・

①打撲や捻挫をする

②傷んだ部位めがけ血流にのって炎症細胞(修復のための細胞)が運ばれる

③炎症細胞がいーっぱい集まって、パンパンになるまで集まって、これでもかーってぐらい集まって腫れてズキズキ疼く

あー痛い、想像するだけで痛い

④この時集まった炎症細胞が正常なところにも浸潤して、逆に傷めてしまうぐらい刺激的に活動しちゃうので「炎症細胞よ、それ以上広がったらあかん、おとなしくしいやー」と血管を縮めるために冷やすのです。

 

ギックリ腰や肉離れも同じ「ぎゃあぉぉああ」と叫んだあとはしっかり冷やしましょう。

次は日数、冷やすのは受傷急性期なので、痛くなって1日~2日間は1日1回で良いので冷やせる時に冷やしましょう。

ズキズキが続くようなら炎症があるので、その間は冷やしても構いません。

 

受傷2~3日ほどたってズキズキがなくなり腫れや赤みもなければ、次は温めるほうが良いです。

おススメはゆっくり湯船につかること!

「普段はシャワーだけやねんけど」って方も多いですが、シャワー浴と違うのは水圧で少し圧迫できる点です。

温める+水圧による圧迫と除圧を繰り返すことで👆で刺激的過ぎた血流血行もジェントルに傷を修復してくれるのです。

もし「何言われてもシャワーやし」って方は ①熱め②水圧高め で患部に直接のシャワー攻撃もありでしょう

 

あと質問に多いのは「湿布貼っていいですか」です。

湿布は確かに鎮痛作用あるので痛いうちは使っていただいても良いです。

ただ中には「外したら痛くなりそうやから」って何日たってもお守り代わりに使われる方も多いですがあまりそのような使い方は

おススメしません。

なぜなら湿布の粘着部分が皮膚の水分をとって乾燥させてしまいかぶれや傷の原因になることも多いのです。

もし痛みが続くようなら、同じ鎮痛薬でもゲルタイプや軟膏タイプのほうがその心配は少ないかと思います。

 

上記、あくまで個人的見解も含みますので、もし何日たっても痛みが引かない場合は念のため医療機関を受診していただきますようにお願いいたします。

ではでは皆さまくれぐれもお大事に

 

 

きしま鍼灸治療院