気圧病のはなし(2022年7月14日)

 

こんにちは院長岸間です。

 

梅雨明けしても鬱陶しいお天気が多いですが

体調いかがでしょうか?

 

今日はその鬱陶しいお天気でカラダがしゃっきりしない「気圧病(気象病)」

についてお話してみたいと思います。

 

人間の体には色々なセンサーが備わっています。

大きく分けて五感(味覚、嗅覚、視覚、触覚、聴覚)などは皆さまご存知のところ

ですが触覚を温覚や痛覚のようにさらに細かく分類されることもあります。

 

センサーのなかでも内耳にある三半規管は気圧を感じる器官であり

変化を察知すると自律神経を調整してカラダを順応させてくれるのです。

ところが場合によって行き過ぎる調整をしてしまうこともあって

これが不調の原因ではないかと言われています。

 

もちろん他の各器官にもセンサーがあるので

例えばご高齢の方などが「今日膝痛いからもうすぐ雨降るわー」

とおっしゃるのもあながち適当でもなく

関節にある「滑液包」(滑液という潤滑剤に満たされた関節を覆う袋)が

気圧の変化によって反応している状態なのです。

 

人間のカラダは60%が水分(体液)で占められています。

いわば大きい水風船ですから当然気圧の変化を受けてしまいます。

 

【まとめ】

低気圧が近づくと

体の水分バランスが乱れる  →血管拡張による頭痛

三半規管が影響を受ける   →自律神経の乱れによるだるさやめまい

関節内圧が高まる      →関節痛が起こる

 

【対策】

◎充分な睡眠

◎ぬるいお風呂につかって自律神経を整える

◎軽い運動で体温を高め関節の動きを良くする

◎耳のツボを押してみる

などがあります。

 

耳のツボを載せておきますので参考になさってください。

 

 

 

ではでは皆さまくれぐれもお大事に

 

 

きしま鍼灸治療院